(本記事は、当団体代表・長井美有紀のコラムより抜粋・転載しています)
本日5月20日は、World Bee Day(世界ミツバチの日)
もともとミツバチが減少しているということが兼ねてから問題になっていましたが、その時の原因は、疫病によるものでした。これも人間の産業によることも多いのかもしれませんが、農薬や化学薬品も一理・・・。
しかし、最近では、様々な原因で起こる「生物多様性の喪失」によるものです。
ミツバチやほかのポリネーターが、植物の生物多様性に寄与しています。強いては、フードセキュリティにつながっていきます。しかし、ミツバチをはじめとするポリネーター種が年々減少しています。
単に植物だけというよりも、グローバルで人々が食する食品のうち35%が、ミツバチをはじめとするポリネーターに関係しています(農業)。
世界人口増加等により食料危機が叫ばれる中、生物多様性が喪失するとフードセキュリティにも危機が懸念されています。
ミツバチを保全するには・・・
農薬に汚染された植物に触れたりなどすると、ミツバチがしびれて死んでしまうといわれています。そこで、このシンポジウムでは農薬の危険性が強く訴えられていました。ここでまた、持続可能な農業が求められます。
ポリネーターを守る「POLLINATOR PARTNERSHIP」などの各種団体の認証もあります。農産物のみならず、それらを原料とした加工食品にも付与できるので、製品選定の際にも正しい選択が可能です。
また、多様性を取り戻すために、土地を耕し植物を植え、そうすればポリネーターも増えてくるのではないか、また花が存在すれば、広ければ広い土地でミツバチの種も増えていくのではないかと、専門家が言及しています。
さらに、環境は、ミツバチにも植物にも、またそれらを食べる動物にもよくなければいけません。また植物は、食以外に、化粧品原料や薬品原料などにも多くかかわりますので、このような多角的視点が重要になります。
まさに、様々な視点で世界を救う?!ミツバチ。
世界ミツバチの日に、生物多様性について考えてみましょう🍃
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