COP28総括と業界の今後

2023年11月30日より、UAEにて開催されていた第28回気候変動締約国会議（COP28）。議長が、国の首相などではなく、企業（石油系）の代表が務めるという異例の会議となり、さらに化石燃料の段階的削減に向けた合意を成すなど歴史的な事態となりました。

COP28の争点は、主に

マイナス1.5℃に関する具体的な取り組み推進
Loss&Damageへの議論

でした。

マイナス1.5℃達成には、今のままでは達成不可とされている中で、やはり化石燃料の使用をやめていくことが必須となります。日本でも新規の火力発電開発は取りやめるなど発表されています。エネルギー問題への対策も、業界でももちろん重要になります。
また、Loss＆Damage（ロス＆ダメージ）においては、主要国が相次いで会期中に拠出を発表するなど、活発に行われ、生物多様性保全において取り組みが進みます。
気候変動対策・生物多様性保全に最重要課題とされているのが、湿地帯（Wetland）の保全です。地球上の湿地帯のほとんどが、すでに喪失してしまっています。化粧品業界としても、過剰な原料開発を抑えて、持続可能性を進めていかなくてはなりません。

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