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【Column】海だけでない!プラスチック問題が及ぼす影響

Posted on 2022-08-14

8月12日は、「世界ゾウの日」でした。化粧品とはそれ自体関係ありませんが、スリランカでゾウやシカが廃プラスチックの被害にあっていることを受け、今回は海だけでないプラスチック問題をご紹介します。

プラスチックに関する規制はすでに各国で行われており、日本は遅いくらいです。
イギリスや中国、東南アジア諸国など様々な国で、廃プラスチックやプラスチック製品(生分解性以外)の輸入を禁止しています。スリランカでも、2017年から、食品包装やレジ袋に使われる非生分解性プラスチックの製造や輸入を既に禁止されています。じつは身の回りのほとんどに意外とプラスチック製品が多く、最新のデータでは、日本は世界で2位のプラスチック生産国といわれていますので、できるところからプラスチックの代替施策が必要になってきます。

スリランカでは、廃棄物を食べて死んでいく野生のゾウやシカを保護するため、ほとんどのプラスチック製品を輸入禁止になりました。このニュースはすでに2020年当時のもので、スリランカ環境大臣がその声明を発表しているのですが、この問題の背景には、スリランカのごみ処理用埋立地にある廃プラスチックにゾウの主要な死因のひとつがあり、廃棄物をあさった後に死亡した動物を解剖すると、胃の中から数キロもの廃プラスチックが見つかっているといいます。気候変動などの影響で食べ物がないことによるのも問題ですが、野生生物のおなかの中からプラスチックごみが見つかるのは海だけではありません。

廃プラスチックなどは川から海に流出することが多く、中国やインドなどの東南アジアの河川から、処理しきれない廃プラスチックが流出し、海に流れ出ます。それが時間をかけて海ではマイクロプラスチックになります。スリランカのように、ごみ処理場などへ野生生物が漁りに来るという状況や、ごみ処理技術も向上させるといったそもそもの問題改善が必要となります。廃プラスチックやごみ処理場にあるプラスチック製品の中に、もちろん玩具や家庭用品がそのうちを多く占めるのですが、化粧品や日用品もあります。海だけでない、プラスチック問題を解決することは、生物多様性の保全につながります。

海をきれいにすることだけではなく、プラスチック問題を解決するには、こういった分野にもぜひ目を向けてみましょう。

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サステナブル美容の専門家 当団体代表の長井美有紀による論文・学会発表

  • 昭和女子大学紀要『Consideration for biodiversity in the personal care products industry in Japan』(2025年3月刊行)
  • NERPS2025 学会発表『Exploring the Potential of Blue Economy on Biodiversity Conservation in Cosmetic Industry』(2025年3月)
  • ICBIT2024 学会発表『Research about raw materials consideration for Biodiversity in cosmetics industry in Japan』(2024年3月)
  • 福井大学紀要
    『 サステナブル化粧品に関する認証と生物多様性の関わり』共同執筆(2023年1月刊行)

長井が主宰❣一般向け🍎化粧品の環境・社会問題が学べるオンラインサロン『わたしも地球もキレイになる★クリーンビューティーアカデミー』

週刊粧業にてコラム連載中❣『化粧品の環境社会課題を知る「クリーンビューティー」講座』

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Media Info: 25ans2022年1月号にて、当団体の長井美有紀が取材されました

NGO「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」SSRC 参加団体

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